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今日からできる!本格的なゲーム開発を始めるときに考えるべき4つのポイント

どうも、ゆーたろです。

4月は新生活が始まる季節ですね!

何か新しいことを始めたいと考えている方も多いはず。 これを機会に、ゲーム開発を始めてみるのはいかがでしょうか?

ゲーム開発はプログラミングの学習が必須ではありますが、とても楽しくやりがいがあります。 趣味から始めて副業や本業にも出来てしまうので、新しいことにチャレンジしたい方にはオススメですよ!

この記事ではこれからゲーム開発を学ぶ方や、ある程度学ばれた方が、いざ本格的なゲーム開発を始めるとなったときに抑えるべきポイントをまとめてみました!

はじめに

本格的なゲーム開発を始めるとき、まず考えるべきことは以下の4つです!

  • ゲームのコンセプト
  • プラットフォーム
  • 開発環境
  • マネタイズ(収益化)

これらについて、詳しく解説していきます。

ゲームのコンセプト

まず最初に考えるべきは、ゲームのコンセプト。これに尽きます!

私は専門学生にもゲームの企画やプログラミングを教えていますが「ゲーム企画を考えてみましょう」という話をすると、どうしてもゲームの世界観や細かな設定などから考えてしまいがちです。

そうではなく「何を楽しむゲームなのか」「どのような人が遊びたいと思うゲームなのか」「ユーザーはどのような感情を得られるのか」といったコンセプトから詰めていくことが大変重要です!!

世界観や設定は、あくまでゲームの1要素。 コンセプトに沿って作られたゲームに説得力を持たせるための肉付けですので、まずはゲームの骨格となるコンセプトを考えることから始めてみることを強くオススメします。

コンセプトとUX(ユーザー体験)

コンセプトはUXにも密接に関わってきます。

どういった嗜好のユーザーを満足させるゲームなのか、ターゲットとするユーザーの生活サイクルの中でどのように遊んでもらうのか等はユーザー体験にも繋がることです。

どんなに良いゲームでも、最適なユーザー層に向けて最適な体験を届けられなければ、良い評価は得られません。

例えば「ポケモンGO」はリリース直後、様々なスポットにポケモンを捕まえるためプレイヤーが集まりました。

これはユーザーが自然とやっているわけではなく、ポケモンを捕まえるために現地まで出かける」ユーザー体験を作り出したいという開発者の考えが成功したことによる現象でした。

ゲーム企画段階からユーザー体験を考えることで、社会現象が生まれてしまうこともあるのです。

ゲーム企画とアイディア

ここまでの内容を見ると、ゲームの企画を考えるのは難しいと思うかもしれません。

しかしシンプルに考えてみましょう。 自分の好きなことや、体験してみたいと思うことをゲームとして落とし込むことを考えるのは案外難しくないと思います。

身近で小さなことから良いゲームのアイディアは生まれます。

かの有名なゲーム「テトリス」は、開発者であるアレクセイ・パジトノフ氏が幼少時代から好きだったペントミノという箱詰めパズルをもとに新しいゲームを作ろうと思い立ったものだと言われています。

あなたもぜひ、好きなものをゲームのアイディアとして落とし込んでみませんか?

もしかするとテトリスのように、あなたのアイディアが歴史に残る名作を生み出すかもしれません!

まずは小さなゲームを作ろう

ゲーム開発に初めて取り掛かるときは、誰しも気合十分です。

そしてその気合によって、現実的に開発不可能なボリュームのゲームを作ろうとしてしまうこともしばしばあります。

まずは小さなゲームを作ることを是非心がけてください。

100%満足できない出来でも良いのです。 あなたの作品が世に出ることこそが大切です。

プラットフォーム

次に考えるのはプラットフォームです。

自分のゲームのアイディアに最適なプラットフォームは何かを考えましょう。

スマートフォン

手軽に遊べるゲームを作るならやはりスマートフォン向けを考えるべきでしょう。

今ではほとんどの方が持っているスマートフォン。 当然どのようなターゲット層に向けてもゲームを配信することができます。

スマートフォンは一般的にiOSAndroidを使っている方がほとんどです。 AndroidならばGoogle PlayiOSならばAppStoreというストアでアプリをリリースできます。

AndroidユーザーよりもiOSユーザーの方が課金をする比率が高いと言われていますので、課金によって収益を得るゲームの場合はiOSを重視するのが効率的かもしれません。

PC

ここでいうPCは主にWindows向けのゲームです。

長らく日本ではPCゲーム市場がマイナーでしたが、近年はマインクラフトなどのPCゲームのヒットやPS5の供給不足により、日本でもPCゲームユーザーが急増の傾向です。

腰を据えて遊ぶタイプのゲームはPC向けに作るというのも選択肢の1つです。

Microsoft StoreやSteam、Epic Games Storeといったストアでアプリをリリースできるでしょう。

コンシューマゲーム

コンシューマゲーム機とは、Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機のことです。

特にNintendo Switchは、コンシューマゲーム機の中でもインディータイトルにとても力を入れているのが見て取れます。

普段ゲーム機を使ってゲームを遊ぶユーザーをターゲットとしたいとき、特に家族で遊べるゲームを作りたい場合はコンシューマ機が有力な選択肢となります。

開発者としてのライセンス契約が必要ですが、個人開発者はそれぞれの専用ストアにゲームをリリースできます。

開発ソフト

ゲームの内容が決まりプラットフォームを決めたら、次に決めるのは開発ソフトです。

いくつか例をご紹介します。

Unity

世界中の開発者が使っている人気のゲームエンジンです。

ゲーム開発初心者でもゲームが作れますが、C#というプログラミング言語の学習が必須となります。

クロスプラットフォームで開発できるうえ、モバイルゲームでも多くの企業が開発に利用しています。

スマートフォン向けのゲームを作りたいならUnityがオススメです!

Unreal Engine

こちらも世界中の開発者が使うゲームエンジンですが、少々玄人向けのものになっています。

ブループリントという機能でプログラミング無しでゲームのロジックを構築できるのが良い点です。

クロスプラットフォーム開発に対応していますが、ハイエンド向けのゲームエンジンなので、少々スペック要件が厳しいところがあります。

PC向けのゲームを作りたいなら選択肢に入ってくると思います!

ネイティブ開発

プログラミングのみで開発をする方式ですが、とても時間がかかるため今の時代にはあまりオススメできません。

ゲーム業界に就職したいという方は、技術的PRとしては選択肢に入るかもしれません。

しかし、昨今のゲーム業界はゲームエンジンを扱えることも就職のポイントになるので、優位性はあまり無いでしょう。

マネタイズ(収益化)

ゲームの内容、プラットフォーム、開発環境が決まったら、マネタイズの方法も考えるべきでしょう!

特にオンラインで遊べるゲームを作った場合は月に数万円以上のサーバー料金がかかってしまうこともあり、マネタイズの方法を考えるのが必須となります。

様々な収益化のモデルがありますが、ここでは代表的な3つのモデルをご紹介します。

買い切りモデル

ユーザーがゲームを1度購入したら以降はお金を払わなくて良いという収益モデルです。

PCゲームやコンシューマゲーム機では有効な方式です。

オンラインに対応するゲームの場合は、ランニングコストが売上を上回らないよう注意すべきでしょう。

PCゲームの場合、開発中のものを先行で販売して資金を得るアーリーアクセスという収益モデルも増えてきていますが、アーリーアクセスは開発中のバージョンでも十分ゲームを楽しめるようにすることが重要です。

課金モデル

基本料金は無料として、ゲーム内通貨や便利機能、追加要素などを課金アイテムとして販売するスマートフォンゲーム向けの収益モデルです。

ゲーム内通貨を実装する場合はサーバーを使用するためランニングコストがかかることに注意しましょう。

一方、便利機能の開放や追加コンテンツはゲーム内のフラグを管理するだけなので、実装も容易でコストはかかりません。

広告モデル

こちらもスマートフォンゲーム向けの収益モデルです。

基本料金は無料として、ゲームを遊ぶために広告を見せるモデルで、カジュアルゲームにはオススメの収益モデルです。

手軽に実装でき、かつ多くのプレイヤーがいると必然的に利益が出やすくなるのが良い点ですが、広告媒体の規則や広告のクリック数によって収益が安定しない恐れがあるので注意しましょう。

まとめ

以上が本格的なゲーム開発を始めるときに抑えるべきポイントでした。

  • ゲームのコンセプト
  • プラットフォーム
  • 開発環境
  • マネタイズ(収益化)

これら4つを抑えておけば、まずは計画の第1段階はクリアといっても良いでしょう。

このように、ゲーム開発ではゲームの中身以外も考えなければいけないことがあるので大変ですが、あとはひたすらゲームを作っていきリリースを目指すのみです。

皆さんのゲーム開発の1つの要素として、この記事が参考になればとても幸いです。