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【Unity初心者向け】Unityの画面レイアウトと操作方法について解説!(1/2)

はじめに

こんにちは。ウィザーディア講師のゆーたろです!

私がUnityに初めて触れたのは2011年のことですが、そのときの感想は「このソフト、どこから手を付けたらいいんだ?」でした。 今となっては入門書や技術系記事が豊富で頑張れば独学も可能なUnityですが、当時はまだまだ情報が少なく、色々な書籍を購入した記憶があります。

この記事では初めてUnityに触れる方向けに、Unityの最も基本的なインターフェースについてご紹介したいと思います!

レイアウトについて

まずはレイアウトという概念をご紹介しておきましょう。

実はUnityは個人の好みで画面構成をかなり自由に変更することができるのです。 いくつかのプリセットも用意されていて、最初は「Default」というレイアウトが選択されています。 正直、このDefaultのレイアウトはあまり使いやすいものではありません。

レイアウト変更がしたいときは、Unity上部メニューの一番右のプルダウンリストから選択しましょう。

筆者オススメのレイアウトは「2 by 3」

私のオススメのレイアウトは断然「2 by 3」です! このレイアウトはSceneビューとGameビューを上下に並べて、同時に見ることができるのが大きな特長です。

これによって開発中のゲーム空間と実際のゲーム画面を同時に確認することができるので、効率的に開発が進められます。

2 by 3のレイアウトイメージ

私はこの2 by 3レイアウトがモバイルゲーム開発に最適なUIだと考えていて、周りにもよくオススメしています。 私の場合はこの2 by 3をベースにして、Consoleビュー*1をSceneビューにドッキングしたり、Animationビュー*2をGameビューにドッキングしてSceneビューで再生確認したりといった形で使っています。 ちなみに、後のUnity画面解説はこの2 by 3をベースに解説していきたいと思います。

その他のレイアウトについて

2 by 3以外にも以下のようなプリセットレイアウトがあるのでご紹介します。

  • Split
  • Default
  • Tall
  • Wide

4 Split

4 SplitはSceneビューを4分割で表示する、かなり特殊な画面レイアウトです。 いくつかの視点からゲーム空間を確認したい場合は使えるのかもしれませんが、そこまで使う機会はないかも……

Default

Unityを初めて起動したときにはこのレイアウトになっています。 SceneビューまたはGameビューを比較的大きく表示できるのが特徴です。 Hierarchyビューは左に、Projectビューは下に表示されています。

Tall

SceneまたはGameビューが縦長に大きく表示されるのが特徴のレイアウトです。 縦持ちのモバイルゲーム向けレイアウトでしょうか。

Wide

こちらはTallとは真逆のレイアウトで、横長の画面が大きく表示されるレイアウトです。


ということで、いくつかのレイアウトをご紹介しました。 どれが正解ということはないので、ぜひお気に入りのレイアウトを見つけてみてください。

Unityの画面解説

続いてUnityの画面と操作方法について解説していきます!

上部メニュー

まずは上部メニューの左側について解説しましょう。

メニュー 解説
File ファイル操作関係のコマンドが格納されたメニュー。
プロジェクトのパラメータを保存するSave Projectと、ビルドのための設定を行うBuild Settingsはよく使用する項目です。
Edit Unity上での編集機能を格納したメニュー。
編集コマンドの多くはショートカットキーが割り振られていることが多く、このメニューから使用することは少ない。
ショートカットキーが割り振られていない、プロジェクトの設定を行うProject Settingsや、Unity自体の設定を行うPreferencesは、選択する機会がある。
Assets アセットに関する様々なコマンドが格納されたメニュー。あまりクリックすることはない。
Window 現在画面に表示されていないビューを表示するためのメニュー。
上部メニューの中でも利用頻度が高い項目になるはずです。
アカウントの管理メニュー。
AssetStoreの利用などで、重要になる項目です。

続いて上部メニューの中央部分。

メニュー 解説
Unityで開発しているゲームを、Unityエディタ上で実行するボタンです。
実行中のゲームはGame(Simulator)ビューで遊ぶことができます。
ゲーム実行中はHierarchy上のオブジェクトを編集しても保存できませんので注意しましょう。
実行中のゲームを一時的に停止するボタンです。
このボタンがアクティブになっている間、ゲームは完全に処理を停止します。
再びゲームを動かすためには、再度ボタンを押してください。
ボタンを押して一時停止しているゲームを、1フレームだけ次に進めます。
1コマずつ動作を確認したいときに使用するのがお勧めです。

最後は上部メニューの右側部分。

メニュー 解説
Unity上で行った操作を巻き戻すための「Undo History」を表示します。
なお、Unityにはアンドゥ・リドゥのショートカットキーがあるので便利です。
Ctrl+ZでアンドゥCtrl+Yでリドゥを行います。
オブジェクトや、コンポーネントを検索するためのウィンドウを表示します。
指定したレイヤーを持つオブジェクトに対して、一時的にSceneビュー上の表示・非表示を切り替えます。
実際にゲーム上で見えなくなるわけではなく、あくまでデバッグ用のメニューです。
現在選択されている画面レイアウトを表示しています。

最後に

今回はUnityの画面レイアウトと上部メニューの操作方法について解説しました! 次回はビューについても解説してみたいと思います。

Unityは多機能なので、一見するとどこから触れば良いかわからないこともありますが、実は人によってはあまり使わない機能も多いので、よく使う機能から覚えていくと良いと思います。

独学で1から学んでいくのは難しいという場合は、そういったコツを教えてくれる方に聞いてみるのが良いかもしれませんね。

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*1:デバッグログを表示する画面。超重要!

*2:アニメーションを作成できる画面