目標を持ってプログラムを学ぼう!
プログラミング言語の習得は、初心者にとって簡単なものではありません。
基本的にすべてのプログラムは英語で書かれるため、英語が苦手な方は嫌気が差してしまうかもしれません。また、学習をはじめるためには環境構築が必要だったり、コードを書きながら学ぶときエラーを自分の力で解決しなければならなかったりするため、頭を抱えてしまう場面は非常に多くなっています。このように、プログラミング学習には、挫折してしまうポイントがたくさんあるため、無暗に学ぶのではなく、しっかりと目標を持って習得に励むのが大切です。
今回は、プログラミング学習で目標を持つことが大切な2つの理由や目標設定の決め方について解説しますので、これから学習をはじめる方は、ぜひ参考にしてください。
プログラミング学習で目標・ゴール設定が大切な2つの理由
プログラミング学習において、目標やゴール設定が重要な理由は2つあります。大切さを知ることで挫折を避けられたり、効率的にプログラミング言語を習得できたりするので、ぜひチェックしてみてください。
目標やゴール設定がないと挫折しやすい
1つ目の理由は、挫折を回避するためです。
ただ学ぶだけというケースでは、学習に取り組んでも知識を身に付けることが難しくなります。また、目標がないとモチベーションをキープしながら学ぶことができません。モチベーションの低下はやる気の喪失につながるため、最後までやり遂げることができない人も多くなります。
一方、目標やゴール設定を明確に定めることで、ただ学ぶのではなくその目標を達成するためにプログラミング学習を行うようになります。例えば、ゲームを完成させるというゴールがあれば、ただ学ぶという姿勢よりもモチベーションがキープしやすいです。モチベーションを維持することは、挫折しづらい環境を構築できます。そのため、プログラミング学習において目標やゴール設定は非常に重要です。
学習が長期間必要になるため
2つ目の理由は、習得までに長時間がかかってしまうからです。つまり、学習効率が悪くなります。
目標やゴール設定がないと、漫然と学習を進めることになります。『ただ参考書を読む』、『サンプルコードの意味を調べずにそのままエディタに貼り付ける』、『わからないことを調べない』など、そもそも学習姿勢が前向きではなくなるため、効率的にプログラミングを習得することができません。また、習得までにどのぐらいの時間が必要なのかを知ることもできないため、モチベーション低下にもつながります。
一方、目標やゴール設定がある場合、長期的なスケジュールを立てやすくなります。なぜなら、明確な目標があることで、そのゴールに向かって逆算しながら習得すべき内容をピックアップし、スケジュールを組むことができるからです。これにより、習得しなければならないことが明確になるため、学ぶ姿勢も積極的になります。結果的に学習期間が短くなるため、効率的なプログラミング習得を実現することができるでしょう。
目標設定の決め方
このように、プログラミング学習には目標やゴールを設定することが非常に重要です。しかし、目標の設定の仕方がわからないという方もいるのではないでしょうか。
目標設定の決め方をステップ別に解説しますので、わからない方はぜひ参考にしてください。
STEP1:ゴールを決める
1つ目のステップは、具体的なゴールを決定することです。
例えば、ゲームを完成させるというゴールがあると学ぶモチベーションが維持できます。そして、そのゲームを完成させるために必要な知識が明確になるため、学習効率も大幅にアップさせることができるでしょう。
また、ゴールはより具体的にするほうが効果的です。例えば、下記のように詳細を決めることで目標が明確になります。
目標を具体的に決めることで学ぶべきものが見えてきます。また、何をすればその目標を達成できるのかがわかるので、学習効率が大幅に上がるでしょう。
STEP2:決めた目標が達成できるか考える
2つ目のステップは、設定した目標が達成できるかどうかを考えることです。
目標設定の難易度が非常に高い場合、挫折の原因になります。例えば、オンラインシューティングゲームなどの大規模なゲームは、サーバーサイドの知識も必要になるため、目標達成までに非常に多くの時間を要します。個人開発でできる規模ではなくなってしまうため、目標達成が難しいです。
一方、簡易的なゲームは、必要な工程も少なく、比較的短時間で完成させることができます。難易度が低ければ低いほど、挫折する心配も少なくなるため、初心者にとってメリットは大きいです。
自分が達成できそうな目標を掲げることで、無理なくプログラミング学習を進めていくことができます。そのため、目標達成の難易度を把握し、自分が達成できそうか考えることが重要です。
STEP3:学習の計画を具体的に立てる
3つ目のステップは、学習計画を具体的に立てることです。
学習に必要な全体の期間を設定し、1日にどのぐらい勉強が必要なのかを算出します。例えば、全体の学習期間は6ヶ月、1日3時間の学習で目標を達成できるというような感じです。目標を明確にすることで習得に必要な知識がわかります。そこから逆算してスケジュールを立てるようにするのがおすすめです。
STEP4:目標設定に沿って学習を進める
4つ目のステップは、目標設定やスケジュールに沿って学習を進めることです。
1日ずつ決めたスケジュールをこなし、地道に進めていくようにしましょう。
また、大きな目標を達成するための『細かい小さな目標』を設定することもおすすめです。
小さな目標を設定し、それをコツコツとクリアすることで、結果的に大きな目標達成につながります。
はじめに大きな目標を掲げすぎると挫折のリスクが高まりますが、小さい目標を設定し、それをこなしていくようにすることで最終的に高いハードルを飛び越えることができるでしょう。
プログラミング学習で挫折しないためのコツ
プログラミング学習で挫折しないためのコツは大まかにわけて2つです。それぞれのコツについて詳しく解説します。
疑問を解決できる環境の用意
1つ目は、疑問を解決できる環境を用意することです。
例えば、独学の場合、わからないことをすべて自分で解決することになります。一方、プログラミングスクールに通えば、講師に聞いてすぐに解決できるようになります。学習効率が良くなるため、疑問を解決できる環境を準備するのがおすすめです。
ただ進めるだけではなく過去も振り返る
2つ目のコツは、ただ進めるのではなく、過去も振り返りながら学習を進めることです。
過去を振り返ることで自分の成長を実感しやすくなります。『継続して学習しているのに、何も身についていない』という想いを排除することができるので、挫折しづらくなるでしょう。
まとめ
今回は、目標を持ってプログラミングを学ぶことの重要性やどのように目標を設定すればいいのかについて解説しました。ゲームアプリを作るなど、具体的な目標を持つことでモチベーションを維持しやすくなるため、挫折するリスクを抑えられます。そのため、これからプログラミングを学ぶ方は、必ず目標を立てた上で、学習をスタートさせるようにしましょう。