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スマホゲームで使う広告の種類とは?効果的な使い方などを解説

スマホゲームを開発して収益化を目指す際に、広告の利用を検討する人も多いです。ユーザーが広告をクリックすれば、1クリック〇円という形で収益を獲得できます。もちろん、利用者が増えれば増えるほど、収益が高くなるので、魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?

しかし、一言で広告といってもスマホゲームに搭載できるものにはたくさんの種類があります。また、種類によって効果的な使い方が異なるため、スマホゲームを開発して広告の導入を検討している人は、事前にこれらの知識を習得するのがおすすめです。

そこで、今回はゲーム内広告の概要やスマホゲームで使われる広告の種類について詳しく解説しますので、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ゲーム内広告とは?

ゲーム内広告とは、ゲームの中に表示される広告のことです。ゲーム開発者がゲームを提供する際の収益化手段として用いられています。ゲーム内広告はPCやスマホゲームに使われること多いです。ユーザーがクリックしたときなどに報酬が発生し、それが開発者の収益になります。

Allied Market Researchという市場調査によるとゲーム内広告の市場規模が2021年に約9,700億円を突破したことが報告されています。

スマホゲームで使われる広告の種類3選

スマホゲームで使われる広告の種類は大まかにわけて3つです。それぞれの種類の概要や効果的な使い方について解説します。

バナー広告

1つ目は、バナー広告です。

バナー広告は、ゲームアプリの下部もしくは上部に常設されているバナーのことです。ゲームアプリには横長サイズのものが採用されることが多いですが、正方形のサイズなど、あらゆるサイズのバナーも存在します。ゲームプレイ中にずっと表示されるため、比較的目立つ広告になります。多くのゲームアプリのバナー広告は下部に設置されることが多いですが、上部に設けられることもあります。

バナー広告は30秒~60秒ごとにリロードされるため、そのタイミングで広告の中身が切り替わります。クリックだけでなく、表示させるだけで収益を得ることも可能なため、ゲームアプリでバナー広告から収益を得るためには、ユーザーの興味のある広告を表示したり、長くプレイしてもらったりすることが重要です。

効果的な使い方

バナー広告の効果的な使い方は、常に表示させることです。

バナー広告を常に表示させることで、広告表示頻度が高くなり、表示単価による収益を獲得できます。また、ユーザーが広告に接する機会が増えるため、広告に興味をもってもらえる可能性が高くなります。結果的に、クリックを促すことができるので、効果的な使い方のひとつといえるでしょう。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告とは、ゲームのステージをクリアしたり、別の画面に遷移したりしたときに表示させる全画面広告のことです。ユーザーは、×ボタンやスキップボタンをクリックして広告を消し、次の画面に遷移することができます。

現在のスマホゲームのインタースティシャル広告は、ある一定の秒数を経過したあとに広告を消せるようになっています。例えば、5秒後に×ボタンが現れるというようなイメージです。インタースティシャル広告は1回表示させる度に広告収益が発生するため、表示させればさせるほど、収益を増やすことができます。しかし、あまりにもインタースティシャル広告の表示が多いとユーザーのプレイ意欲が低下するため、その点は注意する必要があるでしょう。

効果的な使い方

インタースティシャル広告の効果的な使い方は、ゲーム開始時や画面遷移のタイミングで実装することです。特に、ユーザーが次の画面に遷移してゲームプレイしたいと思う場面で実装するのが効果的になります。例えば、ステージをクリアした後、次のステージにも挑戦したいと思うユーザーが多いので、ステージの切り替わりで表示させるようなイメージです。

リワード広告

3つ目はリワード広告です。

リワード広告は、ユーザーが広告を視聴してくれる代わりに何かの報酬を与える広告のことです。スマホゲームの中には、動画で広告を視聴したあとに、ポイントやアイテムを受け取ることができるものがありますが、それがリワード広告になります。

スマホゲームで利用できる広告としてバナー広告やインタースティシャル広告を挙げましたが、リワード広告はこの中でもっとも高い報酬となるケースが多いです。また、ユーザー側はポイントやアイテムをもらうために、積極的に広告動画を視聴したりするため、ストレスを与えづらいことも大きなメリットになるでしょう。

効果的な使い方

リワード広告は、ゲームのコンティニューや〇分間経験値△倍といったように、ユーザーが得をするように実装するのがおすすめです。例えば、横スクロールアクションのゲームなどを開発するなら、ユーザーがプレイ中に敵に触れてゲームオーバーになったとき、広告を視聴すれば復活できるようにすれば、積極的に視聴してもらえる可能性が高いです。また、キャラクターの服を入手したいユーザーに、動画広告を視聴すれば無料で入手できるようにすることで、積極的に動画広告を視聴してもらうことができます。

まとめ

今回は、スマホゲームに使われる広告の種類と効果的な使い方について解説しました。広告の種類によって表示や設置場所が変わるため、広告収益で利益を獲得したい人は、プログラミングスキルと同様に、身に付けておくのがおすすめです。